Top page INDEX  9.10月  11月  12月  1月  2月  3月  4月  5月  6月 7月 8月 9月



  

2002. 7. 31 (水)

 

 

好きなアルバム

 

 

たくさんの音源を聴いてきましたけれど、

長年に渡って好きなアルバムといえるものは ある程度、数が限られてきます。

 

そういったアルバムの中から思い浮かぶものを挙げてみます。

 

 

Keith Jarrett  [Standards Vol.1]

このアルバムの All the things you are は今だに Kith Jarrett 氏の神がかった瞬間を記録したものだと感じます。

 

Chick Corea [Now he sings now he sobs]

この中に聴ける Matrix というブルースは、多くのJazz Pianist 達に革新的な影響を与えたと想像します。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 30 (火)

 

 

コンセプション

 

 

一定の期間、一つのコンセプションを中心に演奏します。

 

たとえば、丁寧に弾く。

どんなに丁寧に弾いていても、

過去のとある瞬間に感じた丁寧な記憶よりも劣っていると感じる事がきっかけになります。

だから、まずその記憶に向かいますが、やがて かつて味わった事のない処まで来たな、と感じます。

 

しばらくすると、勢いや 爽快感が足りない、と感じ始めます。

そうすると、次の時期には 最も単純な躍動感という処にコンセプションが絞られます。

 

次には、音色を意識する。 強弱を意識する。

 

次には、テクニカルではない事に向かいます。

それは、心の底から聴こえてくる歌に耳を傾け、それを再現する事に絞る。

 

このようにして、常に 様々な対比から生じるパラメータを、回っているなと 感じます。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 28 (日)

 

 

Jazz Live

 

 

以前、地方では ジャズを学ぶ方法を発見する事は困難だったと思います。

資料といえば、渡辺貞夫氏のJazz Study だけでした。

これが、当時の私には 眺めているだけで まったく解らないものでした。

 

今では、様々な学校や教室、個人教授などが盛んに行なわれ、若い人たちのJazz人口も増えてきたと感じます。

そういう意味では、良い時代になってきたなと感じます。

 

Jazz のライブでも、才能を感じさせられる方達がたくさん出てきます。

そういう方々と、ライブをやらせていただける事を幸せに感じます。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 27 (土)

 

 

音楽を計測するパラメータ

 

 

音楽の要素は、一般に メロディ、リズム、ハーモニーの三つの要素として考える事ができます。

さらに、現代の環境では、ダイナミクスという要素を付加して、4要素と考えると 基準を得ます。

 

その要素は 考える事から生まれたというより活動的なものの延長といったイメージがあります。

自然にあるような 実際のサウンドと それを模倣することから始まり、

さらに イメージと実際の表現との相補的なかかわりから発達してきたのでしょうか?

 

ですから、良いアンサンブルとは、個人のイメージするサウンドが実際のサウンドに触発され、

また、それぞれのイメージが、アンサンブルのサウンドに影響を与える。

その不確実な関係に、共感や喜びを求める事ができると いえるかもしれません。

そういうことを感じました。

 

あと、グループとしての継続は、

そのことに対して話し合うまでもなく受け入れる事ができる。

もしくは、話し合う事ができる。 または、無知でいても問題提起が起きなく、サウンドする。

このような条件を満たしている必要を感じます。

 

音楽の活動を測る基準は、活動をおいて他にはないのかもしれません。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 26 (金)

 

 

バンドマンの失敗談

 

 

諸先輩方たちの、かっちょいい失敗談情報が 寄せられました。

いずれも、時効だろうと思われる実話です。

バンドや音楽に興味をもってくれる方たちが増えるきっかけになるを願いつつ掲載させてもらいます。

 

○めがねの忘れ物

楽屋にメガネの忘れ物が届けられました。 廊下の壁にくっついていたそうです。

そのキャバレーでは、女性が着替える部屋の壁がなぜだか、何度も穴だらけになるので、

何度もガムテープを貼り付けてあったそうです。

あ、そういえば、発見したのは一部始終を真横で観ていた そこの社長だったそうです。

 

 

○バンドのセッティングが完了した頃、何となく不穏な空気が…。

ドラマーが言いました。   「シンバル忘れた。」     し〜ん…。

でも、偶然 シンセドラムのシンバルパットと、キーボード奏者がいました。

ちなみにキーボード奏者は私だったのです。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 25 (木)

 

 

漢字

 

 

日頃、何気なく目にしたり使っていたりするものの中に、とても深い意味を感じることがあります。

たとえば、漢字をイメージすることで、そういう考え方をすすめる事はできます。

 

刹那のうちに 過ぎ去るイメージの時を 漠然と考えてみます。

時は、日+土+寸ですから、恒星の周期を 地上の一点を基準にして測るもの、という解釈もできるでしょう。

 

漢字は、時代や文化と共に変化してくるので、起源や変遷をたどる研究も さかんに行なわれてきていますけれど、

現実に 役立てるヒントとして考えると、すでに知っていることからだけでも、充分だと考えます。

 

人は、ノが にささえられていますので、一人では存在しえないもの。

最低 二人以上いて、自らを人だと自覚できるもの。

 

人間という言葉から、人と人との間の関係が人間関係だとすると、人の事を論じる事で真実をつきとめる事は

できなく、楽しむ自由や可能性を持っているものが人間関係の本質だという解釈もできます。

その根拠には勿論、過去という時間の意味が、過ぎ去った過ちであるという前提を含んでいます。

 

こういうイメージ・トレーニングもあるかな、と思います。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 24 (水)

 

 

感性と知識

 

 

先天的な才能

才能が関係する事柄は、まるで 何事も問題がないかのように 簡単にできます。

この状況は、その人の感覚が 思考回路を通過する事なく 論理的である、と思われます。

 

才能がない分野に関しては、イメージと実際のギャップがあるでしょう。

これは、直感の中に論理的な矛盾が含まれていると思われます。

 

才能を開拓する事は、直感と論理性を 一致させる作業のことになるのでしょうか?

そして、その結果がいろいろな人達に受け入れられる、ということは、論理を主張しない方向性にあると感じます。

 

ピアノを弾いていて、どこからどこまでが私の考えている事で、また どこからが直感に従っているところなのだろう

か、と 考えた時、こういうことを漠然と思いつきました。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 23 (火)

 

 

曲想の発想 No,2

 

 

メディアという媒体を意識する曲想には、メディアから得られる共通基準のフィルターをかける必要があります。

その中で 発想はまとまるのですけれど、

時にはそういった規制から開放された世界をイメージする能力の必要も感じます。

 

BGMを持たなかった時代の生活空間、というものをよくイメージします。

また、そういった時代の著作物を読んでいると、そういうものを感じたりもします。

絵画にしても彫刻にしても、そういったものを実感させられるときがあります。

 

そういった意味でも、楽曲の創作には、非日常的な文化や場所からエネルギーを受ける価値はあると感じます。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 22 (月)

 

 

曲想の発想 No,1

 

 

日本でもそうですけれど、一部の先進国では 様々の音楽の情報が、比較的簡単に入手できます。

作曲とはアレンジのバリエーション化 しているような印象が感じられることがあります。

メロディのバリエーションという発想によっても作曲が成り立つという可能性がありますから。

 

そういう意味で、一般的にメディアで耳にする楽曲は、ビートものの文化的背景を感じます。

 

アフリカの複雑なポリリズムを聴くと、大地や風、太陽と闇など、自然との共存を感じます。

 

古典的なクラシックを聴くと、
BGMというものが存在しない日常空間や貴族のパーティ、宗教的な礼拝などが感じられます。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 21 (日)

 

 

指針

 

 

いろいろな方のお話を聴く事ができることは、ありがたく感じます。

それによって、ついつい忘れてしまいがちなことを、思い出させていただけることもあります。

 

行動の動機は、好きな事をやりたい。

そして、それが 本当に価値のあるものだったら、スケジュールを立てて行動する。

もちろん、長期に渡って継続していくものにするつもりです。

その時、まわりの人たちの理解が必要です。

 

そして、何人かの理解のもと、行動する。

行動を始めると、いろいろな予想外の事もおこるでしょう。

でも、そのとき 最初に考えていたことに立ち返り、本来ではないものに巻き込まれないようにします。

 

それによって、継続が可能になります。

そうすると、思ってもみない 展望が目の前に開けてくることがあります。

その与えられるチャンスは、実はたくさんあるはずなのですけれど、自分にあったものが目につきます。

 

ここで、チャンスは与えられるものだということを忘れない。

そうすれば、自分の意図が通じない処に向かって、徒労をすることも避けられるでしょう。

徒労とは、人間関係における誤解や 意図の交錯でしょう。

 

ものごとがうまくいくとしたら、そのコアにある部分は、シンプルなものなのです。

それは、本当に今 これをやりたいのか、と心に問うことですね。

そして、チャンスは与えられるものだということを見失わない。

でも、計画は人との関連が顕著に反映されるものですし、タイトにこなす。

 

このようなお話でした。

 

今、本当にやりたいこと、 計画、 チャンス・・・ですね。

ちなみに、自分の命がいつまであるのかがわからない、というスタンスだと、よりリアルでしょう。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 20 (土)

 

 

いろいろなコンセプション

 

 

たくさんのBANDがあり、それぞれのBANDでの考え方や方針があると思います。

また、それはバンドリーダーによる考え方だけで決まるものではありませんので、

なかなか 統一的な把握をすることは難しいと思います。

 

同様に、ミュージシャン個人の考え方にしても、環境との関連も含め、多様です。

 

結局、強い何かを持つミュージシャンやバンドが 長続きするといえるでしょう。

何かとは、個性やコンセプト、有無をいわせぬテクニックやカリスマ、マネージメントやニーズとの符合など、

挙げればきりがないでしょうけれど。

 

エネルギーが高まり、上昇気流に乗っているミュージシャンやバンドは、完全無欠に映るものですけれど、

その実情は、その限りではないようです。

私も、過去にビッグネーム達の、そういう場面を観たり お話を聞いたり読んだりして、

そのたびに遠い存在に映っていた人が身近に感じられ、

その事によって 自分に置き換えて考えられるようになった経験などがあります。

 

今日は、いくつかのエピソードを公開しましょう。

完全無欠に感じていたものが、結構そうではなかった事。

 

キースジャレット・トリオ 「スタンダーズ」 が、ストレート・ノー・チェイサー(ブルース)を演奏していた時、

4バースでサイズがくるってしまいました。

キースも人間だったと喜んでいたのですけれど、周りにいたミュージシャンは、たいした問題ではない、

と言っていました。

 

インタビュアーがハービー・ハンコックに、「あんなに難しいフレーズを演奏していて、よく間違えませんねぇ。」と

感心すると、ハービーは、「そりゃ、拍がわからなくなることもあるよ。」といったニュアンスの事が書かれていました。

そういう時には、ドラムやベースを良く聴いて戻るのだそうです。

これは、私と同じだ!と感動し、また そういう問題よりももっと重要なこともあるのだな、と考えた事でした。

 

コワモテのソニー・ロリンズが、実は とっても 内気でナイーブ、かつ地味な練習の鬼であるという話し。

 

やはり、コワモテのマッコイ・タイナー氏が、歓待された翌日、

飲み代を支払うためだけに、こっそりと そのお店を訪ねてきたというお話し。

 

数多くのエピソードはあるでしょうけれど、こういうお話しは、孤高のミュージシャンを、

自らに置き換える、良いヒントにもなると思います。

 

 

 

 

 


 

2002. 7. 19 (金)

 

 

フレーズ

 

メロディのフレーズに限らずですけれど、バンドのメンバーが集まって一緒になにかを奏る。

それって、一期一会の出来事です。 そういう事をよく感じます。

 

フレーズを弾くとき、そういうものを強く意識することができます。

 

バンドマンは、車で移動をするすることが多いのですけれど、

比較的、事故る事は 少ない人種だと感じていました。 けれども、最近 たてつづけに不幸が起きています。

 

私たち表現者にとっては、それぞれがかけがえのない仲間なのです。

この場を借りて、皆様の全快を心から お祈りいたします。

 

 



 


 

2002. 7. 18 (木)

 

私が影響を受けた ピアニスト達 No,2

 

 

 5. 8 に続いて第2弾です。

 

○ グレン・グールド

 

最初に聴いたのは、BACH のプレリュードとフーガでした。

その時にはよく解らなかったのですけれど、今にして思うと、覚醒している人だ、と 感じます。

覚醒とは、意識が目覚めている。

つまり、自分の感性や、感性に基づいて考えていることが、

既存のものとは あきらかに異なっているという自覚を持っているという イメージです。

もちろん彼も、ピアニストであり人間であるので、既存の概念から受け継がれた流れの中に属していますけれども
そういう自覚を持っていて、演奏を組み立てているのだな、というものを感じさせられます。

そういうものを感じさせられる根拠は、グールドのエピソードから想像します。
例えば、
コンサートを一切やめて、レコーディンのみによる自己表現を決意する。
全ての足の長さが変わる椅子を持ち歩く。
レナード・バーンスタインとのピアノ・コンチェルトで、一般的ではない意図を持ったテンポを設定し、主張する。
心に聴こえる歌を重要視する。 ピアノを弾いている時の歌声に、ジャズメンのようなものを感じます。
過去にはない、リスト編曲のベートーベンの交響曲をソロ・ピアノでレコーディングする。

こういった奇行は、彼の中では 自然かつ真剣な結果なのだな、と感じます。
でも、一般的には 自然ではないかもしれませんね。

彼の文章やエピソード、映像などを通して解ったことです。





 


 

2002. 7. 17 (水)



スピリッツ


何かを集中してやっているとき、
ふと気がつくと 予想していない大きな力に 従っていることがあります。

その直前という時間帯は、結構いそがしいことが多いです。
様々な計算や構想、予想や予定や意図が入り乱れています。

でも、ふと 気が遠くなるような 妙に静かなものに包まれ、心の内側から熱いものが湧き出てきたかと思うと、
私は まるで 人形のように自動的に それまでの行動を継続していると感じます。
外側では。

その時には、私の意識を横切る 様々な人たちの自我に苦痛を感じることもなく、
また 意図を投げかけてしまうこともなく全てが渾然一体となり 肯定されているような気分を自覚します。

いろいろな人たちの伝記や半生、経験談を観ていると、同じような瞬間が描写されていることも少なくありません。

以前は、その瞬間の正体を計測して 白日のもとに示してみようと試みたことがありますけれど、
結果 遠ざかってしまうのかな、というような印象が、今ではあります。

人の思考や自我が到達しない世界というものがあり、
その狭間でブリッジみたいな役割をするものをスピリットとでもいうのでしょうか?




 


 

2002. 7. 16 (火)



自己紹介


私の性格って、私自身では なかなか解っていないと 自覚しています。
面白い本があったので 観ていると、私の事が書いてありました。
コワイほど当たる!驚くほど当たる 「誕生日辞典」。
一部では 流行っているそうですね。 なんと、著者もピアニストであるそうな。

驚きました。  驚いたので、恥も外聞も危険も顧みず、披露しちゃいます。

一風変わった才能の持ち主
・・・私的には、私は普通なのですけれど、多くの人たちとはやはり違うのでしょう。
  でも、人は皆違うし、そうかぁ、一風変わっている!?のかぁ。

心の平静を保ちながら華やかな一面を表現できる
・・・おぉ。

自分の風変わりな行動については人生の早い時期から気づき、外交的な人間だと自覚するようになります。
・・・私は、解りにくいと思うのですけれど、いつ私の心を覗いたのだろう !?

奇行は年齢を重ねるにつれてますますめだってきます。
・・・奇行!!  奇行という言葉を聞いただけで、何だか予感できます。  やだなぁ。 こわいです。
  スイッチが入らないように、気をつけなきゃ!

長所   華がある  自由奔放  表現力豊か   ・・・いい事書いてあります。
短所   不注意   落ち着きがない  移り気   ・・・え“〜。

瞑想の言葉  ・・・?  この題目が、インパクトあります。
病いは自ら招く場合もある。 ・・・?  でも、わかります。


この本って、いやな人には迷惑がられそうですね。
でも、この凄まじいデータの量と質は、アンケートでも採ったのでしょうか?
その事にも興味がありますね。




 


 

2002. 7. 15 (月)



谷川浩司 1000勝



プロの将棋界では、谷川浩司九段がデビュー以来 通算で1000勝したという事です。
谷川ファンの私としては、とても嬉しいです。 おめでとうございます。

さらに、その相手が羽生四冠王だということです。
昔から、スーパースターは それに相応しい相手があって それなりにドラマを創っていく、
という見方がありますけれど、そういう環境を呼ぶ運というものも感じます。

思えば、かなり以前 谷川七段の著書「将棋に勝つ考え方」を読ませていただいて、
一気に私の棋力もUPした事があります。

そういう意味で、谷川さんの将棋は、今でも エキサイティングなものです。




 


 

2002. 7. 14 (日)



縦の方向と 横の方向


これは、私のオリジナルのアイテムです。
このキーワードによって、いろいろな場面をくぐりぬけて来たと感じます。

簡単に言うと、縦の方向には ものごとの見え方や感じ方の基準が示され、
横の方向には 知識の量が示されます。

例えば、と ある分野で自らを高めたり範囲を広げたりする活動を継続していくと、
ものごとを経験する量は増えていくわけです。 知識や記憶の量は増えていきます。
これが、横の方向です。

活動が継続していくと、そこには色々な人とのかかわりから、
好むと好まざるに関わらずに経験によって与えられる価値や責任が伴って来ますね。
基本的に正しい方向性の活動の継続は、必然的に次元の上昇を伴います。

次元が高まっているにも関わらず、
過去に取得した知識や記憶の意味やイメージが変わることなく過去のままの価値観でしたら、
そのギャップで、伸びが止まるとか 人間関係が必要以上に難しくなったり、心の葛藤が生じてきたりなどがあると感じます。

だから、何か問題を感じたときには 縦の方向をチェックします。
客観的な自己観察の必要は、ものごとの感じ方や考え方の基準をシフトアップさせるチャンスだと感じます。
縦の方向にシフトアップされた時、それまでに得た知識の意味の全てが変化すると思います。

そういう事を、ちょっと思い出してみました。




 


 

2002. 7. 13 (土)



サウンドの光


ライブをやっていると、必ずと言っていいほど 特殊な瞬間が来ます。
音楽は盛り上がっているのに ふと気づくと、ステージの上は 静かでゆっくりとした空気に包まれています。

共演者や私の自我が消え、音楽に突き動かされている、といった雰囲気です。
その雰囲気が会場全体を包んでいる事もあり、また数人の聴衆の方々と共有されている事もあります。
また、そういった共感を客席から教えられることもあります。

その瞬間を、何と呼ぶのかはわかりませんが、一期一会や喜びを感じます。
また、楽しい、嬉しい とも言うと思います。

そういう時、サウンドが光っていると感じます。




 


 

2002. 7. 12 (金)



オーボェとピアノの為の楽曲


縁あって、作曲にチャレンジする機会が与えられました。

数週間 自分に念力を掛けていました。
そして、今日 楽曲の構成を決めたところ、およそ 5分間で2つの楽章の骨格ができちゃいました。

こんなに 速く創っちゃって、おこられないだろうか?
でも、これから 詳細に悩む事になるのかも。

と、いうことで また 楽しみが増えました。
感謝。




 


 

2002. 7. 11 (木)



イマジネーション・ピアノ


アコースティック・ピアノは、様々な音の鳴らし方があると思います。
それに、一台々々 響き始める、音の高さや強さが異なります。
さらに、タッチの性格や ピアノ自身がサウンドし始める ダイナミクスの種類は、
楽曲の性格や 共演するアンサンブルの種類、
会場に集まった人たちのエネルギーによって、相対的に変化し続けます。

イマジネーション・ピアノとは 私のアイテムで、イメージ上のピアノなのですけれど、
今日は その思い出話しを一つ。

私は 今よりも若い頃、一応 音は出るのですが、
調律や調整というものがされた事がなく、全てのピッチが狂っているピアノをずっと弾いていました。

そうなると、自分で弾くピアノの音は聞かないようにして、
全ての音やタッチを、イメージ上でシミュレートします。

だから、実際の音を聞かずに、イメージ上のスタインウェイやベーゼンドルファーを鳴らすのです。
これは 今にして思えば、結構役に立ったと感じています。

普通は、全力を尽くして 避けられるべき問題ですけれど。

そういう事がありました。




 


 

2002. 7. 10 (水)



エラ・フィッツジェラルド


彼女が歌った曲を、採譜していたのですが、何と天真爛漫に唄われているのでしょう。
バックは多分、トミー・フラナガンのトリオだと思いますが、
一般的なジャズのルールを越えた 暗黙のルールが駆使されています。

楽譜を起こす作業の中で、そういった 歩み寄りの軌跡を感じます。
その軌跡までも楽譜に したくなっちゃいます。


天真爛漫・・・といえば、
シャンソンシンガー、ジャクリーヌ・ダノ さんのステージを観る幸運に恵まれました。

確かな実力の裏づけのもと、彼女が唄っている事を思わず忘れさせられるようなステージでした。
プライヴェートな庭に招待され、
思いのままに振る舞っている彼女の素の様子を、皆が心から楽しんでいるかのように感じます。

ふと気づくと ここはコンサート会場で歌を聞いているんだ、と 思います。
何度も、そう思わされるような表現力は、
所狭しとステージを使い、女優として培った振る舞いからなのでしょうか?

ジャクリーヌ・ダノさん。
無言に、みなさんも ご自分の庭で 思いっきり表現なさい、と教えられているかのように感じました。

シャンソンとの出会いや縁も、私を豊かにしてくれていると感じます。




 


 

2002. 7. 9 (火)



最近考えたこと

宿命と時勢を知る感性は、運命に働きかけることに迫ると感じます。
考えているつもりでも、結構 遊びに終始しているのではないだろうか?
こういった 問答が ずっと続いています。

妥協を許さない能動的な働きかけと、自然な流され方との対比によるバランスを意識します。

先駆者から新進の方々まで、多くの人の光っている処から、影響を受けているなぁ と感じます。




 


 

2002. 7. 8(月)



書籍


本が読めない・・・と書きましたが、またまた20冊も仕入れてしまいました。

最近では、中古や新古の書籍が大量に置いてあるところが増えましたね。
そういうところへ行くと、知っている書籍も大量に置いてあります。
近接過去の世界が 本棚になって目の前に聳え立っているといった気分になります。

その時々の時代の流れと、どのような関係をとっているのか。
人生の幸不幸は、それによって 左右され、またはある程度コントロールできると感じるのですが、
書籍のタイトルを観ているだけで、そういうものを感じます。

与えられている環境を楽しむ書籍。
いろいろな情報を散策する楽しみ。
その時々の、伝えられたい思いや出来事。
時を読み、対応を研究するもの。
潮流を越えて、普遍性を追究する情報。
世の中に迎合しない、というコンセプトの情報。

ちなみに、この日のお宝の中から3冊をピックアップしますと、

「ジャズのスタイルブック」 マーク・C・グリッドリー著 

以前、初版が出たときに 3冊購入しまして、貸し出ししているうちに、戻ってこなかった書籍。

「マキャヴェッリ語録」 塩野七生
思わず、うなるような達観。

「松田聖子 Let’s Talk English 勇気を出して Say Hello! 私にだって話せました!
聖子 初めての英会話CDブック」
・・・・・タイトルが長すぎますね。 どこまでがタイトルなのか、キャッチなのか難しい。
わ〜い! 聖子ちゃんだぁ。   
でも、私の結果は見えています。
相手を巻き込んで、たたみかけ、ガブリ寄るような、ヤケクソな英語なのです。
英会話は、気合いとスピリッツ。  でも、聖子ちゃんのCD付きの本のご紹介でした。




 


 

2002. 7. 7(日)



七夕


壮大な時の流れは、らせん状に回転し 似たような弧を描きながら、確かに推進していくと言われます。

ライブでは、初めて会う人も 今までに知り合った人たちも一同に会し、その時々を実感できます。

この場面って、過去にもあったよね というデジャヴュを感じるような七夕。

JAZZのスタンダード・ナンバーは、たくさんのミュージシャンを 一つの気持ちにする事ができます。
楽しいジャムセッションもできた日でした。




 


 

2002. 7. 6(土)



最近の読書


人は バイオリズムの時期によって、性格や行動、感情などが変化するところがあると思います。

私の場合も それなのでしょうか、最近 本が読めなくて、少しフラストレーションを感じちゃいます。

何かを読み始めると、とある興味深い部分から自分の中で勝手に論理展開しちゃいます。
そのせいか、今 並行して読んでいる本は、200冊くらいあるかも。

これは、一冊も読んでいないともいえるかもしれませんね。
私には、一体 何が必要なのでしょうか?

これは 私にとって結構難しいテーマです。




 


 

2002. 7. 5 (金)



年代のコンセプション


「縁」という言葉に気をつけながらすごしています。

縁には
人との出会が与えられる時、距離を置く時、
新しい役割を与えられる時、今までの価値観を見直す時などがあると感じます。

さらに、これが それぞれの年代とのかかわりに基づいているという事と関連付けられると
縁の意味も、さらに重要で具体的な意味合いをもって感じられると思います。

若輩ものですが、私なりに感じる各年代のコンセプトに対するイメージを記してみます。

0歳〜9歳
保護者によって擁護され、社会の基礎を身に付けて行く。

10代
与えられた環境の中から、本来の自分というものの対比や比較検討が生じる。

20代
社会の本質的な意味に対する無知が許され、試行錯誤の中から自分の役割を考える。

30代
社会的な機能に働きかけつつ、文化を考える。

40代
文化的活動に働きかけつつ、人間について考える。

50代
選択した責任に基づいて、与えられる環境を通して、還元の方法を考える。

60代
研究や、それから派生する書を記す。

70代
さらなる洞察や比較検討、研究。

80代以降
より能動的な、精神活動を目指す。




 


 

2002. 7. 4 (木)



演奏をしているときの私


演奏に入るときに 集中します。
その後、集中力が持続するわけですけれど、そういうことは普通意識しないわけです。
なぜなら、集中を持続するぞ、などと考えている自問自答が すでに、
何か集中できない問題を抱えていることから始まるからです。

そういうことで、ひとたび演奏が始まれば、後は 自動的に音楽が展開して行くような、
大きなエネルギーの中に居るような雰囲気があります。

もちろん、これは 一つの理想でもあるわけなのですけれど。

そういう 集中した状態がうまく継続していると、もう一人の私が勝手に考え事をしている事に気づくときがあります。
その内容は、楽曲が終わると同時に、その自覚も消えてしまいますので、普通は思い出せないですね。

でも たまに、それを採ってくる事もあります。
以前にも そうやって採ってきたことをUP したことがありますが、今日も また一つ採ってきました。

その内容は、人に伝わる表現に関するものでした。

普通、演奏や表現は、人に伝える ということを前提としているわけですね。
そして、その前提のもと、伝えたくても伝わらないような問題があれば、
それを改善したり、新しい発想を持ったりして、人に伝える方法や その内容を工夫するわけです。  

だから、基本的には 人に表現を伝えるための、発想や知識、技術などの、
効率の対比によって ほとんどの問題を考えようとしていると感じます。

つまり、表現能力の向上は 人に伝わる事を前提としているわけです。

でも、もしここで、人に伝わらないように表現したい という発想があったとすると、どうなるでしょう?

これは現実にもある事なのですが、
伝わらないでほしいのだけど 伝わってしまった、という事もあります。
また、人に伝わらないように表現できた、という事もあります。

この対比は、平面的な考え方を 立体化するような方向性を持つと感じます。

具体的には、とても激しい表現を、BGM でもあるかのように 静かに演じる、といったような状況です。




 


 

2002. 7. 3 (水)



ヴォーカルズ・アイテム No,6


○ 呼吸法
腹式呼吸と よく言われますが、苦労されている方々も多いかと思います。
実際に 一度 経験してみれば、簡単なはずなのですけれどね。

あと、一度はできたのだけれど なかなか思い出せない、というのもあるかと思います。
また、意識するとできなくなる、というのもありそうですね。

と、いう事で 前置きが長くなりましたけれど、丹田式呼吸・・・これはお薦めです。

おへその下あたりで身体をささえるような意識。
これだけで 呼吸法は、すぐに変わりますね。  ためしてみてはいかがですか?

一般の方々の日常にも 良いと思います。  力が沸いてきますので。

おへその下のポイントは、丹田と呼ばれます。
実際には、そこから上に向かう腹筋が、息を吐く速度や力をコントロールする、というイメージで良いでしょう。

上半身、特に肩や首、表情は力まないようにしてくださいね。




 


 

2002. 7. 2 (火)



ヴォーカルズ・アイテム No,5


6.10 (月)のTESの法則に続きまして、
幾つかの思い出されるヴォーカルズ・アイテムをご紹介させていただきます。

○ 準備運動
これをやると、声が とても出るようになります。
まず 歌っていると、肩や喉に力が入ってくることが ほとんどなようです。
ですから、そういう自覚を持つ習慣を得るだけで、表現能力は飛躍的に向上するでしょう。

手首をブラブラとします。
そして、二の腕も一緒にブラブラ。 肩からブラブラ。 首までブラブラ。 
口や目から力を抜くようにブラブラ。 その時には、微笑みの表情を意識して。
はたから観られると、相当に危ない人のように映りますが、開き直ってください。

そのまま、交互に左右のアキレス腱を伸ばしましょう。 反動はつけずにゆっくりと。
かかとから、頭のてっぺんまでが、スッキリとするようなイメージで。


○ 顔のつくり
日本人の骨格は、基本的に黒人や欧米やブリティッシュなどとは 異なって、かなり地味な造りになっています。
でも、表現しようとする言葉のエッセンスは、国外のものにルーツを持つものが多いですね。
これを知ることで、かなりの進歩が観られます。

ポイントは、口内の造りの相違や、それに伴う動きですね。
ですから、一度 その人なりの そういう国外アイドルの顔の造りになってみることができれば良いですね。
といっても、それは それぞれ本人ですから、思い切り そのつもりになってみるといいでしょう。
だいたい、派手な口内の動きを目指せば、即刻 声が通るようになってきます。

そうしたトレーニングをしつつ、本来の自分自身の理想イメージを、考えていけば良いかと思います。





 

2002. 7. 1 (月)



影響を受けた本

今はある本なのかどうかはわかりませんが、
佐治芳彦氏の「超古代史入門(石炭紀に遡る地球文明の謎)」 徳間書店 は、とても興味深いものでした。

失われた大陸の話や神話から、私たち日本人の縄文時代の情報を照らし合わせ、
言語のルーツを考え、文化の伝播を推理します。
その中から、学術的には一般的とはいえない、超古代史や古史古伝が紹介されています。

そこには、驚かされる 文献やオーパーツなどが浮かび上がってきます。
危険な香りがする 世界観ですね。

当時では世に出ていなかった種類の情報ですけれど、
今では大きなブックストアでは、それら一つ一つが、詳しい書籍になって出版されています。

こういうものを読んでいくと、現代社会を否定したくなる時期を通過しますけれど、
そういう状態は、知識が吸収される 一過性の状況だと解釈しています。

日常の充実を図りながら読み進めていくと、良いですね。




 



Top page INDEX  9.10月  11月  12月  1月  2月  3月  4月  5月  6月 7月 8月 9月