2002.2.19(火)



フレージングの 数学的なバックボーン      
Top page 




フレージングは 音楽的に唄うことに 主眼を置きます。
それは 心であり、その根拠は スピリットにあります。
私は、それを文学的な表現に 置き換えてイメージする事があります。

そういった、有機的な表現のイメージに、自由の根拠を見出すためには、
法則化された ルールや規制である、数学的な根拠の背景が必要になります。
それが いわゆる 各種の音楽理論にまとめられている事柄だと思います。

そういった意味合いで、文学的表現としてのフレージングに対する、数学的なバックボーンを考えてみます。

現代社会に於ける 音楽表現の主流は、リズムアンサンブルのもと、ハーモニーの認識概念として、
コードネーム表記による統合システムが提示されています。

モードという考え方や感じ方にしても、ハーモ二ー概念の影響下から 完全にアウトしてしまうことはないようです。

ここで 私の場合ですが、実際に演奏している時を回想し、分析してみます。
フレージングの根拠である、数学的な概念基盤に関して、思い出せる範囲のものを提示してみます。

ここでは、ハーモニーのロジックに絞ってみましょう。


◎ サウンド

◎ コードトーン

◎ トーナリティを自覚する ダイヤトニックコード

◎ 機能コード( T.  S.D.  D. )

◎ サブ・コード

◎ テンション

◎ パッシング・コード

◎ 5度ベース・オン・アッパーストラクチャー

◎ 循環コード

◎ 逆循環コード

◎ 4つのコード・パターン

◎ 12小節のサイクルとしての、ブルース・コードパターン

◎ トニック・セブンス (ブルーノート・スケールから 逆抽出されたハーモニー)

◎ 拡大解釈された機能コード

◎ 転調

◎ アッパーストラクチャー・トライアド

◎ ペダルトーン・オン・アッパーストラクチャー・トライアド

◎ トップノート・ロック・テンション・オン・アッパーストラクチャー・トライアド

◎ 各種のアプローチコード
   クロマチック・アプローチ   ディミニッシュ・アプローチ

◎ 各種のアプローチコードに対する、複数のファンクション概念
   シングル・アプローチ   ダブル・アプローチ   トリプル・アプローチ

◎ ディレイド・リゾルヴ  (トリプル・アプローチに所属すると考える事ができるでしょう。)

◎ 上記概念に対する、ダブル・ファンクション


上記は もちろん、リズムやメロディを始めとする 表現から抽出された部分的な概念のことです。
これらの 概念基盤が、相互に代理変換される事によって、自由表現の根拠が拡張されます。
それにより、音楽的な直感を取捨選択する可能性が 拡張されていくと信じます。


個人の表現は、社会と関わるものですから、
たとえば こういったような数学的基盤の上に与えられる感受性や直感の選択は、
表現者それぞれの、社会的な環境に影響を受けた活動の中から行われると、いえるかもしれません。



Top page  2月20日へ戻ります